自意識過剰問題

はてなの更新を再開するんですじゃー!とぶち上げてから早6ヶ月。1歳、離乳食完了、断乳など、いろいろと書き留めたいこと、タイミングはありましたが、するするする、とすべてスルーして、気付けば息子、1歳半寸前でございます。
そもそも、更新再開したいなーと思った理由っていうのは、
「子供ってなんか、ガンガン成長するよ…?」
「昨日までできなかったことが今日いきなりできるようになったりするよ…?」
「できなくてアフアフしてるいまの姿の面白さを記憶/記録したい…気がする!」
っていうようなものでした。
でも、その後いろいろ「できなかったこと」をクリアしてゆく息子を見てて思ったのは、1つできるようになっても常に次の「できないこと」でアフアフしてるので、子供の面白さに終わりはない、つうことでして。
「できないこと」っていうのは、要するに、これからできるようになること、ってことで、その「これから」満載のちょう前向きな感じが子供の面白さなんだよなーと。それに対して、いま、この瞬間を書き留めておきたい!とゆーのはなんか…後ろを向いてる作業な気がして、とにかく前に、前に向かって絶え間なく変化してる子供とゆー生き物にはあんまりフィットしないかも、って気持ちになったとゆーのが正直なところ。
なんかねー、いまのできることとか、できないこととかをチマチマ文字にしてるよりも、あの小さなヒトと一緒に前を向いて、「これから」できるようになることを、わっしょいわっしょいと応援したり、すごいねすごいねとほめそやしたりするほうが、いまのわたしには楽しいし、息子もなんか楽しそうに見える。
…とまあ、そういう感じで、更新に気力や時間を割く気持ちにいまひとつなれず、こんなに時間が経ってしまったのでありました。
あと、もう単純に時間がなかった、っつうのもあります。高齢、兼業、核家族と三段階揃った勤労母親としては、昼に更新とかしてる暇があったら、仕事の TODO 1つでも早く片づけて、1本でも早い電車で地元帰って、夕飯1品でも準備してから園のお迎え行って、入浴後に10分でも長く息子ときゃっきゃしたい! さもなくば寝かしつけを10分でも早くしたい! そしてなんなら自分も10分でも早く寝たい! …と、もう、ほぼそれだけで毎日を暮らす生き物なのですもの、いまのわたしったら。
やっぱり、ブログの更新、とゆーのはなんか、こういう自分! こういう自分を世間に見せたい! とゆー自意識がないとできないなーってしみじみ思う。かつてのわたくしは寝ないでブログ更新するほどの自意識過剰さで有名でしたが、っていうか、いまでも自意識の肥大っぷりでは人後に落ちない自負しておるのですけども、それほどであってもやっぱり人間、寝ないと死ぬわけなので。
寝ないで更新した分の体力の埋め合わせをする隙間がない暮らしでは、いかなるわたしでも自意識<<<<<<睡眠、となるものなんだなあ、と、自分の新しい一面を見た気持ちがしておるのですよ。自意識過剰を保つのって、時間的体力的余裕がないと無理なんだねえ…復職からの10ヶ月弱で学習した気がする、うん。
そんなわけで、やっぱろくに更新できないやー、という話ですが、せっかく更新するので、ついでに最近の息子の様子を書き残しておこうと思いますよおおお、なにしろ後ろ向きなこと大好きな、自意識過剰の中年だからネ☆
ええと、息子は1歳超えたくらいから急激に人間ぽくなってきていて、最近はひとり遊びに飽きると台所にいる母親に向かって一生懸命「ど(う)じょー」っておもちゃ差し出します。「わーありがとう、でもちょっと待っててねー」と繰り返してると、怒って顔を梅干しみたいにクシャクシャにして泣きながら「どじょー!!」と絶叫。ちなみに憤慨してる最中にお気に入りのおもちゃを渡して機嫌を取ろうとすると、おもちゃを投げ捨ててさらに憤慨、菱形にした口からヨダレを垂らし、号泣しながらしがみついてくるので、その顔のあまりの不細工さについ爆笑してしまいます。
両親の会話で頻出しているらしく、「お手手、きゅっきゅしよーねー」等と声をかけると「ネー?」と合いの手を入れて来ます。意味も分からずに真似てる感じがバカっぽくて笑えるのですが、「やあ、今朝は寒いですなあ」とかもよく言ってるらしく、しまいには「ナー?」とも言うようになり、子は親を映す鏡…と空恐ろしい気持ちになったりします。
ごはんと車が大好きで、一日の大半を「マンマ」と「ブッブ」で過ごしてます。ときどき、寝言でも「ブッブ…」「ンッマンマ…」とか呟いて親を困惑させます。子供は2歳でやっと視力が0.3になるらしいのですが、10m先の交通標識の車のマークをビシッと指さして「ブッブ!」と叫んだりするので侮れません。
離乳食はすでに完了して幼児食に移行しているのですが、離乳食時代から食べ物の好き嫌いはほぼなく、なんでも、いくらでも食べます。最近はことさらに「ニン(ジン)ニン」と「(イ)チ(ゴ)」激ラブで、「ナンナ(バナナ)」は初めて食べた日から一貫して大大大好きです。
朝食はいつもパンとスープと牛乳、食後にバナナとメニュー固定で運用していますが、キッチンからトレーを持ってゆくと「パンパン! (スープの)ニンニン! ニ(ギ)ュウニュウ!」とメニューを解説したのち、両手を合わせて「パ(いただきます)!」を率先して唱和、食事が終わる頃になるとキッチンを指し、「ナンナ!」とデザートを要求します。そして、息子が「パン!」と叫ぶたび、母親はラーメンズのコントをじんわり思いだしていることは内緒です。
他にも、床に落ちてるゴミを目ざとく見つけては姑のようにつまみ上げ、「(ゴ)ミ!」と差し出してきたり、絵本でじゃんけんをするシーンに差しかかると、手を振り上げて「じゃんけんぽん!」のしぐさをしたり、ウサギを見ると両手を頭にやって「ぴょんぴょん」のしぐさをしたり。
TV で飛行機が映ると「ジェッ(ト機)ジェ!」と指し、ゾウやハチのイラストや写真を見ると「おっ!おっ!」と親に歌をねだり、♪ぞーうさん♪とか♪ブンブンブン、ハチがとぶ♪と歌うと、ひどく得意げに腕を振って一緒に踊ります。特に♪ブンブンブン♪では母親の踊りが気に入っていて、歌だけで済ませようとすると「あーっ!」と指さしで踊りを強要してきます。
…という感じでですね、書きたいことはいろいろあるわけなんです。むしろ書き始めたら止まらない勢いで、いまの息子について書きたい、書いて書いて書き留めたい。
しかし、彼が自分の胎内から外界に飛び出し、肺呼吸を始めた瞬間から見てる母親からすると、
「ねえねえ聞いてよちょっとねえ、うちの子こんなに人間ぽくなったのよお、エヘヘ!」
「一丁前みたいでクソ生意気でかわいいでしょお、エヘヘヘヘ!」
「でもねえ、まだまだよくわかってないからアホっぽくて、そこがまたたまんないのよおお、エヘヘヘヘヘヘヘ!!」
って WWW に、全世界に発信したい! と思うよーなアレやコレやであっても、たぶん他人から見たら ( ´_ゝ`)フーン て感じのことばっかりだろうよ…っていうのは、いくら親バカの国に移住を果たしたわたくしでも容易に想像がつくわけでして。
こーいう感じの更新すんならしないほうがマシっぽいな…ということで、ま、時々よっぽど余裕があるときとか、書きたいことがあるときだけ、気まぐれに更新する、「かも」、くらいのテンションに軌道修正したいと思う次第でございます。はい。
ちなみにうちの小さいヒト、1歳5ヶ月にしてまだ歩かないんですよ、早い子は10ヶ月とかで歩くとゆー話ですのに。子育て経験者に言うと誰もが「わー慎重派だねー」「まあ、そのうち歩くから大丈夫だよー」とニコニコしてるし、園の先生たちも医者行けとか言わないし…まあ個性の範疇なんじゃというレベルであんま心配はしてません。
ただ、歩いたら完璧に赤ちゃん卒業って実感できる気がするんですが、いまのところの移動手段といったら高速ハイハイと伝い歩きどまりなので、ただし書き付きの幼児、やや赤ちゃんの名残あり、とゆー感じです。
でもさ、大人になって、仕事や趣味に忙しく過ごしてると、1年とかってすぐじゃないですか? 40にもなって、こんなに変化に富んでいろんな「初めて」を経験できる1年つうのはすごく新鮮で、ものすごく楽しかったですよ、ほんとに。
これから息子がある程度自立するまでの数年間、変化変化の連続で、あっという間に時間が過ぎてゆくんだろうなーって思う。楽しみ…だけど、その前に体力的な限界を迎えてしまわないよう、とにかくたくさん寝てがんばるしかないわけで。自意識にかまけてる場合ではないのです、ええ。