清志郎「人生経験」喉頭がん

医師からがん宣告を受けたのは今月7日。6月末に「のどが痛い。風邪かなあ」とスタッフに違和感を訴えてから約10日後だった。関係者によると、想像もしなかった病名に思わず「えっ!?」と口にし、驚いていたという。12日に入院した。

医師の診断によると、初期の喉頭がん。喫煙者に多いとされる。清志郎は以前1日1箱半程度吸っていたが、1年以上前に禁煙。酒はもともとたしなむ程度で、今年1月からやめている。心配されるのが「ロック界の宝」である、あの声。初期段階で発見できたため、切開手術以外の治療法になる見通しで、手術によって声帯を傷つける心配はなさそうだという。

ただ、治療にどのくらいの時間がかかるかは現段階では不明で、不安はある。それでも入院初日の夜にいきなり「外出許可証」を願い出て医師に止められるなど“不屈のロック魂”は健在のようだ。

取り敢えず、切らない方向っていうのを読んで力が抜けた。よかった。本当によかった。喉に痛みを覚えて受診したのに初期だったっていうところに疑問を覚えないでもないけど、深くは考えないことにする。考えても仕方ないし。
勿論、治療は大変なんだと思う。でも、5年後でも10年後でも、清志郎だったら、喉が治りさえすれば絶対また歌ってくれるだろうから、何というか、愚鈍に待ちたい。それくらいしかこっちにできることはないもんね。