下北サンデーズ

第2話。
「共存は充分可能だ」
笑ったなあ、何ですのん、心の本多劇場って。あくたがわ翼、役名を裏切らない恥ずかしい奴。「下北のドンファン」のところで沢田研二ばりの格好をさせられたり、ご飯を食べるジェスチャしたり、佐々木蔵之介氏が笑かし側なのが見ていてこう…うっすらヘンな汗が出る感じ。
あとは、トラブルで笑いを取って、それで好評を博すなんて物語はやばい、作家とか演出家とかをバカにしすぎ、とドキドキしていたら、一応「メリハリがついたお陰で物語が客により届いた」という表現になっていてちょっと胸を撫で下ろしたなあ。さすがにまちゃぴこ、このへんは外さないか。フルネーム呼びから下の名前の呼び捨てになったら恋愛対象として見出した合図っていうのはちょっと面白かった気がする。
三宅さんの「3コードを押さえられればパンクロックは誰にでもできる」(だっけ?)も笑ってしまって、三宅さんだったら何でもいいのか? っていう疑問が。なんかもう、完全に役者に寄って観てるのですよ。すごーく細かいところで、ビバヒルネタとかきのこが育ってるとか、告白前に手を清めるとか、ひっかるところこそあれ、物語的には何かむずむずすることが多くて乗れない。
藤井フミヤも出てきたねえ。牛乳おじさん、て、テレビ雑誌で見る分にはまねきねこさんをパクっているのかと思っていた。フルーツ牛乳とかコーヒー牛乳とか、分かりやすいけど、中途半端な感じなんだよなあ。でたらめでも、説得力のあるでたらめだったら楽しいのに。ケラさんは毎回ワンフレーズ決めるんですかね? 今回は「走るな」でした。先週は? 「喰うな」だっけ?