ゲンダイネットが低脳すぎる件

柴咲コウ、独身最後の映画!?」と題された記事がテキトーすぎ。
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/entertainment/kou_shibasaki/story/02gendainet07020844/

テキトーその1
「オリジナルで書き下ろすという」って、いかにも事前のすっぱ抜きのようだけど、もうとっくに書きあがってるだろうに。「密かに進行中」でもなくって、この9〜11月のロケのエキストラ募集も上記の記事が出た 8/30 の1週間も前(8/23)に始まっている。
テキトーその2
「日テレがクドカンと組むのはこれが初めて」「ライバル・フジテレビに先駆けて獲得したことから」とぼく魔(日テレ)もロケットボーイ(フジ)も完全無視である。ひどい。

この映画の監督の水田伸生さんは、「ぼくの魔法使い」でプロデューサと演出をやっていた人だ。「大人計画社長日記」で大人計画の社長・長坂さんが「これからも一緒にお仕事できるかと思っていたら異動になられて残念」的なことを書いていた。その人が映画を撮るようになって、何作目かで宮藤さんのホンで撮ることになった、っていうことじゃないか。
そういうさあ、仕事を通して育まれている繋がりとか、信用とか、そういうのをテキトーな記事ででたらめに扱うのを見ると、生理的にやだなーと思う。わたしはこの映画の話を目にしたとき、長坂さんが残念がってた人とまた仕事ができることになったんだなあ、よかったなあって思った。だから「宮藤官九郎脚本」が名目だけの印籠みたく読めるこの記事のトーンがものすごく、ものすごく気持ち悪い。
宮藤さんはねえ、「宮藤官九郎」だからすごいんじゃなくて、大人ファン以外は誰も名前を知らなかった頃から今まで、映画でもドラマでも、やった作品はちゃんと全部面白いものを書き続けて来てるからすごいんだ。そんなの宮藤さんのドラマ観てる人なら誰だって知ってるよ。なのに何だ、この名前だけのお偉いさんみたいな扱いは。ヒットメーカーとして世間に広く名前が知れ渡った後の近作=TBS作品だけしかカウントしてないこの感じは。
なかったことにされてるドラマに携わった人々の立場はどうなるっていうんだ。そしてぼく魔が大好きだったわたくしの立場は? もやもやする。すごいもやもやする。