社会復帰後、各方面えらい忙しい。しばらく更新しないような予感があるけども、基本的には元気なのでご心配なく。
ところで今朝、目が覚めたら携帯のサブウインドウの表示画像が変わっていた。
中秋の名月十五夜だ。
あまり季節感を大事にする生活や性格やセンスを有する人間ではないので、機械畜生のこういうお節介にはイラっとくることが多いのだけども、今朝は、先週見たすごく美しい月のことを寝ぼけ眼で思い出していた。
多摩センターから帰る途中、モノレールから見た月が大きくて丸くて、まるで萩の月*1のように美味しそうだったのです。
大人フェスについてたくさん文字を書いたけど、どれだけ言葉を重ねても、あの薄い卵色の、まあるいやさしい光を見たときの自分の気持ちを残しておくことはできない。
この気持ちは多分、言葉とかの形にならないまんま、もやもやと指先とか鎖骨とかに留まって、これから先、満月を見るたびに何度でも再生されて、ちくちくと胸をくすぐるものなんだと思う。
オートリプレイを繰り返すうちにいつか、思い出しすぎてちょっとずつ風化してゆくんだろう。今、わたしが初めて大人計画の舞台を観た、11年前の気持ちをうまく思い出せなくなっているみたいに。
でも、その頃にはまた、新しくうーわーっていう気持ちをくれてるんだったらいいんだけどなあ、って、そんなことをぼんやり思っていたよ。
それはそうと、

死人(しびと)の金歯をかき集め 小さな事務所を持ちました

ってとんでもない歌詞ですね、昨晩寝しなに改めて思ったんだけども。もう、ホントいまさらなんですけど、頭がおかしいとしか言いようがないぜ。ラブ。

*1:仙台銘菓。丁度前夜に杜の都より友人を迎えており、このお菓子の話を散々していたところだった。