読み返し中の本

フラニーとゾーイー (新潮文庫)

フラニーとゾーイー (新潮文庫)

思春期的なダメスパイラルにはまりそうなとき、高確率でこれを読み返したくなる。実際に読み返すことは少ないけど。
最後のカタルシスを楽しみに読むのです。じりじりと。
一杯の珈琲から (創元推理文庫 508-3)

一杯の珈琲から (創元推理文庫 508-3)

ドイツとオーストリアが分断と融合を繰り返していた時代に、ドイツの金持ちが休暇をオーストリアで過ごそうとするとするものの、為替制限ではした金しか持ち出せない。宿はドイツで遊びはオーストリア、という裏技を編み出したのはいいけど、ある日、日中の財布であるオーストリアの友人と待ち合わせに失敗して…みたいな小粋で愉快な話。
この時期のケストナーなら「飛ぶ教室 (岩波少年文庫)」が正道かな、と思いつつ、半端に片付けたダンボールのどこにしまったのか分からないのでこっちを。久々に読んだらあまりにも粋でたまらん。