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無事帰京しております。旅行中の行動メモ。
2/25(土)
- 朝芝居のチケットを取って出発、午後大阪着。
- 大学時代の友人と落ち合って梅田のマルビルのカンテグランテでお茶。最近グループ魂に目覚めたという彼女とニヤニヤと魂の話をする。
- 時間ギリギリまで喋って大阪城ホールへ移動。席に着くのとほぼ同時に「新ナニワ・サリバンショー」が開始。
- 全体的に盛りだくさんの内容で、あっという間の4時間。清志郎+バックバンドが歌い、途中ゲストが一緒に演奏したり、ゲストだけの演奏があったり。メインステージとサブステージ両方を使い、繋ぎはとてもスムーズな構成。
- 中村獅童タン、口上・その他、大活躍。でも惜しい、声が通ってない…! と思ったら、前日のリハで声を嗄らしていたんだそうだ。さすが、シドゥ、踊るマハラジャ。
- OP で清志郎バンドに宮藤官九郎さん(not 暴動さん)がギタリストとして加わった状態で「ナニワサリバンショーのテーマ」。宮藤さんがひっじょーに楽しそうでステージ上部のスクリーンにアップが抜かれた瞬間、思わず口に出して「笑ってるよ」と言ってしまった。隣の席の人に聴かれてなくてよかった。
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- ハナレグミと清志郎が一緒に歌った「君が僕をしってる」が素晴らしかった。この曲を聴くと小林じんこという漫画家の「風呂上りの夜空に」という漫画を思い出す。いい漫画だったんだ。「サヨナラCOLOR」も映画バージョンでハモってた。至福。
- 山下久美子タンはロッカーだった。喋りが最高に面白かった。「みんなぁ、あいたかったよぉ〜う! あいしてまぁ〜す!」そりゃあ清志郎も「Queen of Rock」呼ばわりするわぃ。でも声が伸びるのなー。ルックス的にも全然若いし。だけどやっぱり髪型はロッカー。や、ホント面白かった。
- グループ魂はサブステージでの演奏。サブステージはアリーナの中央あたりに、メインステージに背中を向ける形で設置されていたため、わたしの席からは完全に死角。そのショックにしばし呆然。肉眼で見えたのは暴動さんのつむじと石鹸さんに叩かれてぐらぐら揺れるチャイナシンバルのみ。
- 魂の途中で、シナロケの「レモンティー」を熱唱しながら獅童タン乱入。その後、カヲルさんによる「何その格好? 頭おかしいんじゃないの?」等のいじりがあり、「君にジュースを買ってあげる」を獅童タンボーカルで。演奏終了後、カヲルさんの三三七拍子では「スローバラード」〜「君が代」と変則技。
- 魂の演奏は非常にドライブ感があってよかった。「パンチラ」の疾走感が殊に素晴らしかった。
- GO! GO! 7188 は完全にアウェイのムード。年齢層が高い客席は割と冷たい反応だった感じ。2&3's の「俺は芸術家」とかやってたんだけどね。これは素晴らしく格好よかった。
- HISも サブステージ。細野さんがおじいちゃんみたいで笑った。坂本冬美さんが若い! トウの立ったヤンキーみたいなロングスカートのセーラー服でコブシを廻しまくり。そういや、坂本冬美死亡説ってあったよな…とかぼんやりと思い出す。バックのメンツも豪華で、ギターに高野寛、アコーディオンにコシミハルと来た。びびった。
- BEGIN は意外に MC が面白かった。「恋しくて」が聴けてちょっと鳥肌。高校時代の恋人のことを思い出したり。清志郎もゴーヤ柄のアロハシャツで登場。あのシャツほしい…。
- 斉藤和義さんは「雪どけ」と「歌いうたいのバラッド」。安定してたなー。「歌うたい〜」はちょっと圧巻でした。いいものを観た。
- 矢野顕子さん。ピアノじゃなくてエレピで歌うアッコちゃんを観たのは久し振り。「海辺のワインディング・ロード」。「Home Girl Journey」収録のバージョンとも更に違ってよりエモーショナル。もう一瞬で、大きなホールが「矢野顕子」でいっぱいになる。音の持つ絶対的なチカラが違いすぎて呆気に取られる感じ。
- 1曲終わったところで清志郎が登場。くすくすと2人して喋って、「じゃあ、わたしたちの曲を、わたしたちのためだけに歌いましょうか」と言って始めたのは「ひとつだけ」。
- メインボーカルは清志郎で、「ほしいものはただひとつだけ、君のこころの黒い扉、開く鍵」「離れているときでも僕のこと、忘れないでいてほしいよ、ねえお願い」「悲しい気分のときは僕のこと、すぐに呼び出してほしいよ、ねえお願い」。アッコちゃんのコーラスとのハーモニー、1回だけふっとアッコちゃんが歌う「わたしのこと、すぐに呼び出してほしいよ」というフレーズといったらなかった。ちょっと泣いてしまった。
- これはチャボさんを呼び込んでの「いいことばかりはありゃしない」でも同じような気持ちになった。とても高いところで、こちらには分からないやり方で信頼し合っているミュージシャン同士の、その信頼が音になってる感じ。
- つか、チャボが若くて、全然年を取ってなくってびっくりした。こわいくらいだ。なんだろうあの若さ。
- エンディングでは「上を向いて歩こう」をボーカルをぐるぐる回して歌ってた。魂は子供みたいにはしゃいでてものすごかった。宮藤さんはまたバンド側でギターを弾いていたんだけども、ソロとかは三宅さんとチャボさんに任せて、完全にバッキングに徹してた感じ。
- 間寛平師匠が出て来て「アメママン」とかやっていて、ステージ上で全員ががくっとコケる、というのをやってたんだけど、魂(というかカヲルさんと破壊さん)はヘッドスライディングくらいの勢いでコケ、師匠に「大げさすぎ!」と喜ばれていた。大人計画の役者は身体が利くからね…。
- あと「雨上がり」もやったんだったっけかな。全員がハケた後にチャボ&清志郎だけ残って1曲、2人で手を繋いでハケて行き、袖のところでチャボに肩を押されて清志郎がもう一度ステージに戻って挨拶。そんな感じだった。
- あ、何の曲だったか記憶が曖昧だけど、最後の全員集合時、オルガンで矢野顕子さんが弾いたソロがもんのすごかった。ムギャー! となった。終わりの終わりなのに。
- 終演 22:30。お友達と落ち合ってそのまま神戸に移動。宿は今を時めく東横イン。快適でした。
2/26(日)
- ホテルをチェックアウトし、三宮のヴィドフランスでお茶。もう一人のお友達と合流後、さんちかで蕎麦。その後オリエンタル劇場の入ってる建物まで行って更にお茶。
- 「ポツネン -maru-」、13:00 開演。感想等は略。でも、前作より好きだった。小林さんの乙女的な部分というか、叙情性が好きな人はきゅんと来るかも。東京はグローブ座なので、あの空間にあのステージは映えそうで楽しみ。
- 終演後、そのまま京都に移動。ご一緒してたお友達とは、一人は三宮で、一人は京都で別れる。わたしは四条で降り、まずは花見小路の権兵衛に直行。鳥なんばうどんで小腹を満たす。
- 夕方、祇園のホテルにチェックイン。買い物に出てふらふら。永楽屋の従来店舗と新ブランド?の店舗でそれぞれがま口を購入。その他頼まれた買い物。コンビニでローカル雑誌をチェックしようとすると、「L Magazine」で「紙の文房具と雑貨に恋して」という特集が。早速購入。
- 六曜社でお茶をしながら雑誌を熟読。翌日は元々恵文社に行くつもりだったので、その後「紙」をメインに市内をふらふらすることを決定。しかしパウンドケーキをしっかり食べてしまい、満腹に。結局ちゃんとした食事はせずじまい。
- 夜ホテルに戻って本を読みながら就寝。読んだのはこの2冊。
- 作者: 鈴木志保
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パリ季記―フランスでひとり+1匹暮らし (天然生活ブックス)
- 作者: 猫沢エミ
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2/27(月)
- ホテルで NHK 朝の連ドラ「風のハルカ」を観てご満悦。元々猿丸派だったのでいい展開だ。近藤公園くんも出番が増えてて素敵。
- チェックアウト後、八坂神社へ。厄年でお祓いをしてもらったときのお守りを返す。お参りをしておみくじを引く。末吉。
- その後、坂下のいづ重でお稲荷さんを買う。父はここのお稲荷さんが子供の頃から好きだったそうなのでお土産に。
- お友達から、一澤帆布店がお家騒動の果てに営業停止になっているらしいと聞き、真偽のほどを確かめに出向く。普通に営業してた。ついまた帆布を買ってしまう。いくつあれば気が済むんだわたしは。
- その後バス→叡電で一乗寺へ。恵文社であれこれ購入。紙モノがメイン。重いので迷ったんだけど、これは店頭で買いそびれてなかなか見つけられずにいたので購入。図版と光太郎の文章が素晴らしい。
- 作者: 高村智恵子,高村規
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- 詩仙堂にも寄るつもりだったのだけども、恵文社で時間を取りすぎたので断念。叡電→京阪で丸太町へ移動。ここからは怒涛の徒歩。河原町〜麩屋町通りらへんまでをふらふらと四条まで。
- 紙司柿本で紙を見るも、今イチぴんと来ず。一保堂でお薄をいただきつつ、雑貨屋をなめて歩き倒す。途中、Hello! に寄ってゴーリーの「華々しき鼻血」を読みながら休憩。パンサラダランチ。村上開新堂でロシアケーキを買って、「はし本」で一筆箋とポチ袋を購入。あと、何だかよく分からない鞄やさんで鞄も購入。途中のインテリアショップで売れ残っていた INOVATOR の手帖も購入。イノダで父親に頼まれたライターも購入。買い物祭り。
- 四条に出たところでそのままバスで京都駅に向かい、ホテルで頼んでおいた荷物を受け取って新幹線に乗車。ビールとお弁当を食べて爆睡。21時すぎ帰宅。
全般的に充実してたなあ。大阪城ホールで魂が肉眼でまったく観られなかった、という点を除けば、おおむねよき旅であったことだよ。明日からは平常営業。頑張ります。