宮藤官九郎「ロケットボーイ」シナリオ本発売

今頃?! とツッコミ待ちとしか思えない風情でシナリオ本が発売になるんだとか。しかも最初から文庫で。

ロケット★ボーイ (角川文庫)

ロケット★ボーイ (角川文庫)

黒歴史…な訳でもないだろうに、ホント触れられることが少ない作品なので、シナリオ本を出さないのには何らかの意向があるのかと思ってた。そういう訳じゃなかったのね。
角川は宮藤作品のコンプを意識しているとしか思えない。「七人の恋人」だって、岸田戯曲賞受賞後、白水社がご褒美の戯曲出版をしようとしたら、当該作はもう先にPARCOから出されていて、じゃあ何にしよう、って話になったとき、その時点での最新作なのに「コント舞台だから」という理由で外してたものを、角川が後から書籍化した訳でしょ? まあ、DVD 発売と連動してたから、角川だけの意向で出した訳じゃないだろうけど。
実際、これでこの人のドラマでシナリオ発売されてないものはなくなったんじゃない? どんな脚本家ですか…! そしてこんなに、舞台でも映画でもドラマでも構わず書きまくってる人っていうのは、やっぱり今は三谷さんと宮藤さんが二大巨頭だよなあ、と思った。