ヨーロッパ企画第21回公演「ブルーバーズ・ブリーダーズ」

ヨーロッパ企画もおかげさまで第21回公演を迎えることができまして、21回目ともなると劇団にもいろんな軋みや歪みが生じてきます。つまりはそれぞれがそれぞれの青い鳥を捕まえようとするがゆえの動線のもつれ、足元のまろび、ひいては衝突、転倒、尻もち、水たまり、そうして濡れた尻をなでながら見上げた空には青い鳥たちの編隊が「ざーんねん」という鳥文字を描きながら西の空へと飛び去っていきます。そうして今日もまた地面に取り残されたヨーロッパ企画の面々たちの尻の濡れです。ブルーバーズ・ブリーダーズ、是非観にいらしてください。リルラリルハっぽくブルバブリダと略してもらえれば無上の喜びです。 (上田誠

なんだか写真がものすごくいいのだ。学生時代、河口湖の近くの宿泊施設付きスタジオに部活の夏合宿で行ったときの集合写真を思い出す。
ヨーロッパ企画の魅力って、上田さんの狡猾さ、演出の路線の徹底度合いなどのほかにも、役者のフレッシュさって言うのは大きいよなあと思う。永遠に続くのではと錯覚するほどに、毎日の昼と夜とが団子になって延々ごろごろ転がり続けていた学生時代、その色々を喚起するニュアンスに魅力を感じてます。