明日買いたい本

↑のエントリを書いている間に知った、わたしが買った中谷インド旅行記2冊は完結していないらしい。確かに2冊とも、口絵にインド全図が載っていて、彼女が立ち寄った街がマーキングされているんだけど、そのマークは4色に色分けされていて、どうやら彼女は去年の8月から12月にかけて、日数のばらつきこそあれ、都合4回も渡印していたらしいのだ。2冊しか売っていないから、2冊で全部の旅程について記されているものだと思い込んでいたのだけど、結構分厚い1冊目ですら、読み終わってみたら初めてのインド旅行の内容のみだった。2回目以降はインドに慣れて書くことも減ってるせいで、薄いほうの2冊目に3回分の内容が書いてあるのかと勝手に思っていたけども、もうじき読み終わろうというのに、まだ10月頃の記述だな、おかしいな…とはついさっき、電車の中で思ったところだったのだ。案の定。

インド旅行記〈3〉東・西インド編 (幻冬舎文庫)

インド旅行記〈3〉東・西インド編 (幻冬舎文庫)

もう出ているのだということを今しがたはまぞうで知った。ぐわー買う。明日多分朝の電車で2冊目読み終わってしまうので、帰りまでに買いたい。
あと、こっちもほしい。
だぁれも知らない (小学館文庫)

だぁれも知らない (小学館文庫)

って、中谷ファンなのかわたしは? んー、文章家としての彼女についてはファンかもしれない。この人の書く文章は、クリアで赤裸々で正直であっさりしていて読みやすい。少々の毒気があるところも好みだ。その毒に自覚的なところも。
しかし、インド旅行記を読んでいると、以前に漏れ聞いた噂…中谷さんは女性が好きな女性、というのを思い出したり出さなかったり。勿論、インド女性のエキゾチックな美しさというのは圧倒的なのだろうことは想像できるんだけども、マッサージやアユールヴェーダの施術師の女性の描写の充実度が全体のバランスから見て突出している印象なのだな。分かりやすくいうと、ものすごくハッスルして書いてる感じ。ヨガの施設での欧州からの逗留客とのやりとりとかね…まあ、自分で自分の身を守らねばな旅行中には、女性と仲良くなるほうが安心なのかもしれないのだけども。下世話ながら、そのへんの感覚の独特さが面白かった。続き読むのも楽しみ。