The Japan Times

先日のラーメンズの広告掲載日のやつの感想を…と思ってたらなんか、翌日も出てたってホント? わたしは20日の分しか見てないんだけども、つか公式に20日の分しか出てなかったじゃん。やれやれ。
で、20日の分を見て思ったこと。
なんかひたすら、「らしいなあ」という感じ。戦時中の教科書塗りつぶしとかを想起しようと思えばできる訳で、そうなるとちょっとした風刺色というか、毒気も感じさせてる…ようにも思える、みたいな? 実際は毒気と呼ぶにはお上品なお遊び、って印象なんですけどね、邪悪さがないっていうか、育ちのいい感じ。そのへん、つくづく、「らしい」。
これを「カッコいい!」と思う人もいるのだろうなあということは分かるのだけど、なぜ完売してるチケットの宣伝をこのタイミングでしなきゃいけないのかはよく分からない。あ、地方はまだ売れ残っているってことなのか? 東京の追加公演に合わせての出稿だったんですかねえ? 追加つっても平日の昼公演なんだけどね…大抵の大人は行けない気がするけど。
なんかね、あれだけ思わせぶりな広告を打っておいて、「へえ、気になるな、観てみたいな」と思った在日外国人がいたとしても、公演チケットは正規ルートでは殆ど手に入らなかったりしたら、この広告って何のためのアレなんだろう、という疑問は拭えなくて。カッコイイ広告が打ちたかっただけなのかしら。それならそれだけどさ…。
ああもう、オブラートに包むの面倒臭いな。小林マンセーなファンの人たちには怒られるんだろうけど、正直に書けば、なんかトリッキーなことやってる、っていう、そのこと自体に満足してる匂いがしたんだ。あまり本質的ではないなあ、とモニョる感じ。だってさ、手に入らないものの広告、なんて、客を焦らせる効果しか生まないじゃないですか。賢い彼らなら分かってるはずだ。オークションで高騰させたいっていうならまだしも、そうじゃないなら、このタイミングでの広告に意味なんてない。名前のサブリミナル広告のつもりなんだとしたら、やっぱりそれはちょっと萎えるわよ、ってなもんで。
…や、わたしだってな、ラーメンズが好きで、2年前の今頃は「アリス」が楽しくて楽しくて幸せだったんだ。けど、公演は打たないわ変に焦らせたり煽ったりするようなことばっかりするわで、この2年で愛情の種類が変質したね。別にそれでも面白い公演見られればいいって思ってるし、公演はめためた楽しみにしてるつもりなんだけど、この広告は楽しめなかったことであります。飢餓感煽るばかりのマーケティングは生理的にどうしても好きになれない。
…や、そんなこと言いつつ、一面題字横の写真は大変好ましく思いました。ええ。あと、この文章がさりげなく混ぜ込んであることにへえ、と思った。

No picture is mounted in the picture frame. The picture frame itself has no ornaments. It is without color. 2 men are collecting heaps of picture frame. They are stacking the frames, End-on-end. Why are they doing this? Absolutely no explanation is given. The stacked-up picture frames will eventually became a box. Before anyone knew it. The box was filled with laughs.