今週、妻が浮気します

きのう観た。体調もよくないし、今週は飛ばしても来週困ることはないだろうし、観ようかな、やめて風呂入ろうかな、と悩んだときに、いやいや観なくては、と思った理由が藤井フミヤだったことに自分でも驚いた。ま、初恋の人だかんね、丁度20年前のことだかんねっ。なんか見届けなきゃいけない気分なのかも。とはいえ、金を落とす気はビタイチないのですが(ひどいよ。
そんなスクエアなエラ+メガネの出番がやけに増えてて、あの頬袋にはどんぐりをいくつ貯め込んでいるのかい…? なんてむずがゆい思いが加速する昨今、もう物語は正直どうでもいいなあという感じで、また主役であるはずのユースケの影の薄いことったらない。大体、仕事を一切していない主人公に感情移入なんてできる訳がないのだ、主人公以外の全員が、万年ヒラみたいな港カヲル皆川猿時ですら、こつこつと働いてるシーンが出て来ているというのにね…その割に突き抜けてちゃらんぽらんな設定という訳でもないのが痛い。ああ、制作陣が主人公に対して愛情を持っていないドラマはさみしいなあ。さみしいけど観るのは何なのか自分。
しかし、大塚寧々は全然衰えてなくて女優として素晴らしいと思った。かわゆいわあ。でも寧々とゆり子じゃあ、大きく分けたときの女性としてのタイプ的にかぶってるような気がする、華奢で声低い系というか。旦那に浮気されたとき、自分と同じタイプにいかれるのと、真逆のタイプにいかれるのと、一般的にどっちが妻として屈辱的なんだろうかな。あ、どっちもどっち? そりゃそうだ。
なんかこうして見てると、沢村一樹が友情の名のもとに、事態を悪いほうに悪いほうに導いているようにしか見えないのが面白い。極端に順応能力が低い人としてのユースケがいて、不用意にマッチョな理屈の沢村一樹がいる、っていう感じか。でもともさかりえちゃんの演じているタマコみたいなひとは、ばかデスクのことを好きになったりはしないような気がするよ? 意外と広田レオナが怪演て感じですきです。どんな作品で見てもつくづく面白い人である。