M1

今年もリアルタイム実況とかやってる人いるのかな…と、放送してる時間くらいに思っていた。たくさんいらしたようで何より。わたしは飲み屋でテレビがついていて、録画して来てるのに! って、テレビを見ないようにして、わーとか声が聞こえたら耳をふさいで「あ”あ”あ”あ”」ってやってやり過ごしてました。
サンドウィッチマンが本選では決勝に残れていなかったこととか、決勝2回戦進出3組への疑問とか、いろいろ書いてる人のをちらちら、今日になって読んで、なるほどなあ、と思った。気持ち入れて観てるといろんなことを思うもんなんだなあ、と。わたしは普通に感心しながら録画で楽しんでいたよ。
キングコング、どっちかって言うと嫌い(西野の圧迫ツッコミがこわくて苦手)(追い込む人と追い込まれる人の空気が切実すぎて笑えないことがある)(しかも割とよくある)なんだけど、決勝1回戦で彼らが出てきた瞬間、他のどのコンビともスピード感がまったく違って、あれはあれですごい技術だと思った。空気が変わった感じがあったもん。トータルテンボスを観るのはものすごく久しぶりだったけど、なんかうまくなっててびっくりした。サンドウィッチマンはすごく丁寧な笑いって感じがして、技術がしっかり感じられたなあ。今年は決勝2回戦の3組、どれも「うまい」っていう感じだったから、ラインナップも最終的な結果も、そんなに違和感は感じなかったです。
ちなみにネタ以外のところで、決勝2回戦進出が決まってしまって「もうネタはない」と言い切るサンドウィッチマンの2人に、「あったやん!」「俺、観たもん!」と地団駄を踏む今ちゃん、というコントラストの絶妙さが印象的だった。「一千万円でふたりでマンションに引っ越します!」と言い放ったタレ目のボケの人が、ギャング映画でぼこぼこに殴られる下っぱ臭むんむんで素敵でした。
サンドウィッチマンは、わたしが今までに知っていた「東京の漫才」のどれとも違ってて面白かったけど、敢えて似た匂いを感じた人たちを探すなら、芸風はまったく違うけどカンニングだったかも。なんとなくね。
ともあれ、最終決戦が接戦で面白い大会だったと思いました。あんまりあの2人、この後のスター扱いにキャラクターがマッチしなさそうですけどね。
※追記:固有名詞とか M1 用語の間違いに気付いたので直したよ。(2007.12.26)