第31回日本アカデミー賞

頭からお尻まで観てしまったわん。
「東京タワー」すげー、オダギリさん以外みんな獲ってた! 松尾さんが最優秀脚本賞もらってるの観ただけで母さん大満足。さらに樹木希林さんにマイクを振られた松尾さんが狼狽するさまに、宮藤と阿部が並んでげらげら笑い合っているのを観て、ほんとうにほんとうに幸せな気持ちに。しかも宮藤と阿部とで「舞妓」の作品紹介のときに掛け合いまで映し出され、ああ、この2人の絡みをメディアで観たのはどれくらいぶりだろう…と胸が熱くなりました(大げさ)。やあもう大満足、ほんとうにごちそうさまでした…!!!
でもあれだな、宮藤さんが一番ああいう場慣れしてるんですね、大人計画トップ3の中では。その事実がおっかないぜ。そしてやっぱり女優さんが着飾っている姿はよい。中谷さんも蒼井優ちゃんもお松もきれいだったなあ。10代の女優さんたちのアップになったときの肌つやの輝きには呆然となった。みんなぴかぴかしててかわいいったら。寺島さんのドレス(紫!)がすごくて、小島アナが裾踏みそうになってるのに失笑。てか、小島アナは仕切りがプッシュ型すぎ。インタビュイーの言葉を待ち構えるように相槌を打ちすぎて、急かしてるようにしか聴こえなくて笑った。対して、司会役の感想を求める小島アナに向かって「本職のアナウンサーの方に感想を聞かれてもねえ」みたいな(ある意味)嫌味なリアクションをする中谷さんの性格のわるいかんじが大変好みでよかったス。
それにしても、「東京タワー」チームは反体制っぽい人ばっかり集まってて、樹木さんなんて最優秀主演女優賞もらってんのに、日本アカデミー賞そのものに対する批判ぽいコメントするし、授賞式の格式とかに迎合しない様子がやけにロックだったんですが、そんな人たちが作った映画があんなど真ん中、どストレートなテーマを持っていたことがすごいなーとしみじみ思った。プロの仕事ですね。個人的にはもう少し「それでもボクはやってない」が評価されてもよかったような気がしたんだけど、ま、それはそれとしてなんとなく楽しみました。ええ。