変電所火災写真館









こんなときでも線路脇には花が咲いていた。は〜る〜が来てい〜る〜よ〜(日本の人)。それにしても、消防車はまだしも、覆面パトカーが来ていた意味がわかりません。
ところであるとき、くるり岸田繁中央線新型車両のことを口汚く罵っておった(おおげさ)ことがあって。鉄道マニアならではの視点で旧型車両のディティルに思い入れていたからなんだろうけど、でも実際毎日すし詰めで乗ってる人間からしたら、でこぼこ減らして人が立ちやすくしてある新型車両のほうがありがたいぜよ、とか、ちょっと口を尖らせたりしていたものだった。
しかしながら、きのうの送電所火災の際、わたしは火災のあった変電所がある駅のちょっと手前で電車が止まって、停電した車内に1時間くらい閉じ込められていたのでしたが、なんかさ、中央線の新型車両って、窓の大半がはめ殺しなのな。7人掛けの窓が2つに分割されてるんだけど、その片方だけしか開かないの。3人掛けのところは開けられなくて、車両連結部の扉の横に立っていたわたしの周囲では気分を悪くしてしゃがみこむ人もいて、窓さえ開けば…! と腹立たしかった。
新型車両はどれも、空調を前提としてつくられているんだと思う。全員漏れなく身体のどこかは誰かと密着しているくらいの混み具合で1時間、薄暗い場所に立ち尽くすというのは、思った以上に身体に負担がかかるもんだった。きのうのような気温の低い日なのに車内の温度はかなり上がって、上着を脱いでも汗が胸を伝うくらいのところまで来ていたし、空気がかなり薄くなってたみたいで、線路を歩いてもらう、というアナウンスがあってから実際に線路に下りるまでには多分30分くらいはあったと思うんだけど、その間にどんどん視界が狭まって、車両連結部の扉によっかかっていても立ってるのがしんどくなって来て、ああ、このままだとやばいな、という兆候が身体に出始めた頃、やっとわたしがいた車両のドアが開く順番が来た、という感じだった。
難しいことはわからんのですが、せめて窓はもっとたくさんつけたほうがいいんじゃないでしょうか。駅から比較的近い場所で停電した我々でも1時間は閉じ込められていたんだもん。もっとややこしい状況が発生すれば、もっとあの状態が続き得るし、そしたらもっと早急に換気が必要なことも起こり得ると思ったよ。