今週のキック

今週のゲストは「吾輩は主婦である」のやすここと池津祥子! 「吾輩」、撮影はもう全部終了したんだそうで、そういえば昨日、朝日新聞斉藤由貴ちゃんがコラム書いてて、そこでもそんな話があったような気がする。
やすこの台詞は台本どおりなのかというリスナーの質問に「台本通りですね、一字一句」と答える池津さん。旦那さん役のレッド吉田が意外と真面目で、割と前室とかでもすぐに台詞合わせを始めちゃうタイプらしい。あー、なんか分かる気が。
あと、宮藤さんが「あそことか、覚えづらそうだから(台本と台詞を)変えるかと思ったら、そのまんまやってましたね」と2週目くらいのある箇所を言っていて、言い辛い台詞は役者が変えていい、という前提でホンを書いてるのだなあと再認識。池津さんが「どこがどういう風に面白いのかとか、同じ劇団だから、台本読んですぐに分かる」と言っているのも、当たり前なんだけどもちょっと嬉しく感じたりした。何故か。
面白かったのは、「吾輩」の中で一番最初にキャスティングが決まったのが池津さんだったというくだり。「タイガー&ドラゴン」のオールアップの日、「そういえば昼ドラどうしようか」という話をしていて、「主婦に何かが乗り移って、それを怪しむお向かいの奥さんが池津さんなんですよ」とアイデアを話したとか何とか。まあ、誇張もあるでしょうけど、要は「家政婦は見た」的な詮索キャラとして、早い時期に池津さんをイメージしていたということのようで、これまたヘンに納得していまった。
それと、やすこが家出してひろしの ED が治って、キャラがちょっと変わってしまった後、ちょっとずつ元のやすこに戻してかなきゃいけないと思って、そのきっかけとして出したのが炊飯器のお釜だったんだって。「苦肉の策ですよ」と宮藤さんは言っていたんだけど、困ったときの手段としては大きく間違っているような気がする。やっぱりちょっと頭がおかしい…や、笑ったんで、素晴らしい頭のおかしさだと思うんだけど。
そのほかにも、猫背さんが出てくるシーンでちょっと絡みがあるから、その練習をしてたとき? かな? 何か、ミッチーが「あ、劇団同士でどうぞ」って場所を譲ってくれたとか、それを聞いて宮藤さんが「それはよくない」と何かものすごく抵抗を示していたのとか、面白かったなあ。「アクが強い役なのに、アクが強い2人が同じ劇団だっていうので気を使った」っていうんだけど、そのへんの「大人計画色」には割とセンシティブなんですね。意外。
しかし何よりも、今回の放送がものすごかったのって、かけた曲が「大人計画社歌」フルコーラスだったところだ。PJDX でダイジェスト聴いたときも「うわあ…」と思ったけど、フルコーラス聴くと困惑は深まるばかりです。イントロとか間奏とか、もう意味が分からない。あと、PJDX で収録風景見たときに女優陣が全員で歌ってるフレーズとか、俳優陣が「オ・トナ・ケイ・カク」とスタッカートでコーラスしているところとかがあって、でも PV のダイジェストにはそこが含まれてなかったんで楽しみにしてたんだけど…これは…1曲の中に要素が多すぎて滅茶苦茶すぎる。ひどい。ひどくて笑った。
ひどいといえば、音だけラジオで流すと「それじゃ落語じゃん」のダメっぷりがより一層ひどかった。あと、「でもね、母さん星よ」んところの阿部さんの声がちょっと聴いたことない感じの歌い方でへえと思った。甘い感じ。歌謡曲っぽいの。にやける。
この収録やら PV 撮影やらを振り返って、池津さんが「楽しかったんだよねー」と感慨深い声を出してたのがおかしかった。他の2人の反応に、「あれ、楽しくなかった…?」「学生服とか着てるし、バカじゃないのとか思って楽しかった」という池津さんなんだけど、それに対して宮藤さんが言ってたのは、「俺は間違いなく年に1回は着てるからなあ、学生服」だって。や、まあ、確かにそうなんですけども。
それと、大人計画フェスティバルのお化け屋敷のお化けを池津さんに打診していて、「池津さんにアテガキしたお化けが」と言ってて、アテガキ?! と混乱。何だそれは。設定とかメイクとか衣装とかがアテガキってことか? それとも何かネタやったりするんだろうか。ワー気になる。それと、この「空いた時間にお化けやって」打診、吐夢さんにだけ断られたっていうところで爆笑してしまった。誘う前に飲み屋で断られたんですて。ひどい。宮藤さんは「お化けの元締めとして…分かんないけど、稲川淳二みたいに怖い話とかするかもしれない」だそうだ。すればいい、ヘンな格好とかして。