吾輩は主婦である:第27話「ねがい」

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  • カネを払って雇っていた女のところに、カネを払って通い詰める不条理。ああ、何となく「マンハッタンラブストーリー」のリバース的な。
  • そうか、確かにきのう、歌ってもみどりに戻ってなかったよ! 約束じゃん、ていうたかしが子供っぽいわあ。たかしのいいところがなかなか出てこないのね…。
  • マンション売却の話を「吾輩」に相談するかどうかで「相談しないと後で面倒だし」っていうちよこがリアル。長年主婦をやってる人のセンスだ。
  • ミッチーの鼻血! 鼻血! げらげらげら! マンション売れたら何する? っていう話題で「そんな値段で売れるか分からない」って言っちゃうたかし、夢のない男、っていうやすこの言葉はごもっとも。たかしがいいところない…のは脚本家センセエの自虐? 懺悔?
  • また歌ってるし「人間なんて」。ヒステリーを起こす漱石、うう分かる、家で仕事やってて詰まってるときわたしもそんな感じ…ごめん家族、ということで外で仕事をする。分かる、分かりすぎる。漫画喫茶で仕事とかね…。
  • 高橋一生くんのこのルックスはやはり宮藤官九郎擬態? 脚本的には全然そういう要素ないもんなあ、現場のお遊びかしら。著書は「インストール」のパクリ。税金対策て、生々しすぎ。宮藤さん、税金の話して救急車で運ばれたって話あったよね?
  • 「君の仕事は主婦だろ?」この論調は以前にも一回やって、たかしは反省していたはずなのに、繰り返してしまうのだなあ。「文学は商売ではないぞ」って、文豪理論だ。これはなかなか難しいポイント。
  • あれ、何か漱石の心の声、みどりの声も混ざってるよ…? あれ? 歌ってもみどりに戻らないのといい、何か…?
  • 七夕の短冊、たかしの分を確保しようとする在りし日のみどり。いい話…と思ったところで、「笹の葉さらさら」の後の歌詞が分からなくなってしまう家族が絶妙。
  • マンションを売りたいのか、売りたくないのか。元々はたかしが会社を辞めたせいで、お金のためにマンションを売ろうとした訳でしょ。でも今は、漱石になっちゃってるからマンションに戻れないってことなのかな。郵便局員でもマンションのローンは払える、という前提だとしたら、手段が目的を追い越してて面白い。