大きなタマネギの横で

昨晩は九段会館屋上のビアガーデンへ。ちらほら見かける網タイツ姿のバニーガール、すぐ横には武道館、一角には神様を祀っているらしき鳥居と小さな祠みたいなものまであって、何というか、ビアガーデンとしては非常に独特。つか、九段会館はホールのほうしか行ったことなかったんだけど、宿泊施設の側は思いっきりレトロで、すっごくいい。前に一度泊まったことがある京都の長楽館を思い出す感じ。今度一階のコーヒーラウンジにお茶をしに来ようと思った。
屋上に上がって、可動式の屋根があるエリアの席に案内してもらったら、飲んでいる間に案の定何度か大粒の雨が降り注いだのだけど、その都度「むいーん」て音と一緒に、緑色のビニールが上空を覆う仕組みだった。しかもスタッフが来るのを待たずに、お客が勝手にスイッチを入れに行ったりしていて、お客は皆、どんだけ常連なのかと。
最終的には、久し振りに泥酔した人を見て、皆でうんうん運んでみたりして面白かった。あまりに面白いので渋谷まで遠回りして運ぶのに付き合った。しかし何より一番面白かったのは、その運ばれる青年がずるずるになった浴衣を着ていたことだよ。一体何故だったんだろう。謎は謎のまま夜空に溶けて、わたしは多分、この先九段下というか、武道館に足を運ぶ度、昨晩のことを思い出すような気がする。あと、ARROWS はあんなに愛されていて幸せだとも思った。