AERA COMIC-ニッポンのマンガ
- 出版社/メーカー: 朝日新聞社
- 発売日: 2006/10
- メディア: ムック
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ヒロタシさんち*1で応募締め切りの消印有効最終日の夜に拝見して、ぎゃー行きたかった、でも大人フェスと被ってるから無理じゃん、というノリツッコミを己に入れていた手塚治虫賞10周年記念イベントの模様と、手塚賞受賞者による書き下ろし短編なんかも収録されていた。
中でも、イベントで生で行われた西原理恵子 vs しりあがり寿の「二人とも、ほんとに美大出身なんですか?」と題した空描き対決がとにかく観たかったので、誌面で見られたのはめちゃくちゃ嬉しかったなあ。この企画は実は初めてじゃなくて、西原のこの本の中で一旦対戦している。
西原理恵子の人生一年生 (2号) (ワンダーライフスペシャル)
- 作者: 西原理恵子
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2003/04
- メディア: ムック
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あと、松尾スズキが語る「失踪日記」という原稿もあった。ちょっと後半は「えー…」となったけど、前半は絶妙によくてぞくぞく来た。あのテンションで後半まで書いてくれたらなあ、名エッセイだったのになあ…ううむ。その他、高野文子の「黄色い本 (KCデラックス)」が受賞したということで、短編とインタビューが掲載されていたんだけど、この本、ものすごく好きだった男の子が薦めてくれたことがあったのをいきなり思い出して、なんかうわあ、と思った。全然風化しているので、どうでもいいんだけど、思い出したことにびっくりしたというか。掲載されている短編は、女の子が折鶴を折るだけの話。この短編のことをインタビューで語っているさまも面白かった。
その他諸々、ちゃんと読みたいページがたくさんあったので、わたしも自分で買って読もうと思った。朝日ムックなんて買うの初めてじゃないかな。
*1:http://d.hatena.ne.jp/hirotashi/20060810#p2
*2:小学館の編集者で、「ぼくんち (ビッグコミックス)」の担当だった人。現代洋子の「おごってジャンケン隊 (1) (Spirits comics special)」も担当していたために毎回ジャンケンにも参加して、ある企画のときに性癖を暴露され「アナコンダ八巻」というあだ名を付けられていたことが印象深い。スピリッツの編集長にまではなってたような。その後はよく知らないけど、確か例の「プルートゥ」事件を引っ張ったのもこの人だったように記憶している。