今日買った本
- 作者: 森達也
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2006/07/01
- メディア: 文庫
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世界を信じるためのメソッド―ぼくらの時代のメディア・リテラシー (よりみちパン!セ)
- 作者: 森達也
- 出版社/メーカー: 理論社
- 発売日: 2006/12
- メディア: 単行本
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- 作者: おおたうに
- 出版社/メーカー: 牧野出版
- 発売日: 2007/02/01
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っていうか、大学時代にわたしが付き合ってたヒトの部活の後輩だったので、同じ代の女子たち(おおたさんからすれば先輩女子たち)が彼女を気持ちよくdisっていたことを鮮明に思い出します。まあ、当時から出る杭っぽかったんだな。大学は、ひとかどの「つくるひと」になりたい、なりたいけど努力とかすんのはちょっと、みたいな人が多かったので、なりふり構わない人には妬みが集中していたように思う。わたしは直接面識は殆どなかったけど、入賞したときもなんか、周囲はえらい否定的だったことを思い出した。
30をすぎて、今、どんな文章、どんな物語を書いてるんだろうかな。楽しみだ。
- 作者: 宮沢章夫
- 出版社/メーカー: 白水社
- 発売日: 2006/10
- メディア: 単行本
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んで今ぱっとめくって気付いたんだけど、大人計画の旗揚げ2作目の公演とされている「手塚治虫の生涯」についての言及もしてんですのね。サブカル系観客の注目を集める契機になって、動員増大の一端を担ったというレビュウとはこれだったか。おお。
まずは、一緒に論じている劇団健康(と書くのも懐かしや)「カラフルメリィでオハヨ」についてこんなことが書かれていて。
メタ・フィクション的な実験ではない、ストレートな物語をどう語るかについての冒険だ。重層的な、「面白さ」への志向があるからこそ、この舞台を、ケラの作品を私は支持するのだ。
そしてこう続く。
その冒険について、そうした面白さについて、久々に刺激を受けたのが大人計画の舞台だった。もちろん役者のなかにはまだまだ未熟な人もいるし、幾つかの部分でクオリティの低い印象を受けもするのだが、語らずにはいられない面白さがそこにはあった。『手塚治虫の生涯』と題されたその作品は饒舌とも思えるほど過剰に物語が語られていく。それはガルシア=マルケスを想起させるし、過剰な物語が迷宮のなかを彷徨する様は、トマス・ピンチョンの小説世界だ(っていうのはほめすぎか)。逸脱したり、後戻りしたり、ひとつの物語から、また別の物語へとイメージが錯綜する文脈の重層的な構造は、私の頭脳を刺激してやまなかった。私も自分の舞台で同様の方法をとるが、山藤章二さんをはじめとするお年を召した方々は「何だかわからん」とおっしゃるよ。そんなの知ったことかであるよ。
重層的な非決定の面白さだ。
ま、88年のことです。だからええと…19年前? 若い人は物心ついてるかどうかの頃で、色々なことは現在、このままではないのだけれども。でも、ここで宮沢さんが書いていることが12年前にわたしが大人計画初めて観た頃の松尾作品の最大の特徴であって、そこが琴線に触れたんだなーと、こんなに時間が経って改めて思った。
こういうの読んで20代過ごしたので、こんなんなっちゃった、っていう話なのかな。わたしはいつまで経っても、宮沢さんのセンサーに引っかかったものを遅れて追いかける愚鈍な子供だ。
あ、ちなみにweb日記で舞台表現とか笑いに関する記述をされている箇所の抄録がおまけとして追加掲載されてるんですが、ラーメンズについて触れている箇所が載ってた。いえ、エレキコミック谷井一郎(当時表記)の面白さについて触れる箇所で、対比としてラーメンズを出しているだけなんだけど。これ、ラーメンズに転んだ後に気付いて「うお!」ってなった記憶が。懐かしい。