ミタニン on the television

  • 何の気なしにテレビを観ていたわたしでも気付くほどに、ここ1週間の三谷幸喜の露出度合いは尋常ではなかった。「スマステ」「グータンヌーボ」「ウチくる?」などを観るともなく観ては、「ザ・マジックアワー」撮影中スーツ姿を通したために手持ちのスーツがくたびれてしまい、量販店に飛び込んで吊るしのスーツを買ったこと、カラオケの十八番は広瀬香美ロマンスの神様」であること、などを幾度となく漏れ聞いていた。
  • その流れは最終的に、昨夜、風呂から上がってきたらテレビには「堂本兄弟」で件の曲を絶叫する三谷幸喜が大写し、という深刻な事態へと繋がる。いやあもう、すごかった。夢見そうだった。ホントに。
  • 三谷さんて、わたしが通ってた大学の卒業生なんですよ。大学に8年通って卒業できず、除籍なら中退のほうがよかろうと、8年目に辞めた4つ上の先輩がいたのだけど、彼は三谷さんが卒業後に大学に来てたのをよく見かけたようなことを言っていた、ように記憶している。確か。この先輩もまた、「ロマンスの神様」を原キーで歌う男だった。日芸卒にはそういう人が多いのかね?
  • ともあれ、三谷さんは作家ゆえ、普段テレビに出ているタレントさんとかが「1日ジャック」とかするのとは訳が違うと思うのだけど、彼は1本の映画の宣伝のために一体、何十時間テレビに時間割いたというんだろうか。テレビじゃない、映画。を撮りたくて撮って、でもその興行を成立させるためには、何十時間もテレビで「自分」を切り売りしなきゃならないという。なんだか不思議な構造になってるなあと思った。これは三谷さんに限ったことではないんだろうけどもね。
  • あと、関係ないけど、よく書けてて笑ったことでした。→ 赤い洗面器の男 - Wikipedia