ここはグリーン・ウッド

ザッピングしていた夫が「あ、これだ」と手を止めてくれたので、偶然第一話を観ることができたよ。
台詞も展開も、原作の第一話に相当に忠実だったのでびっくりした。そのお陰で余計に、「瞬はもっともっとかわいいよ!」とか「光流せんぱいはそんなバカっぽく笑わないもん!」とか「スカちゃんはそんなに雑な感じじゃない!」とか「忍先輩がこわくない*1じゃん!」とか、そおいう違和感が際立ってしまって大変残念な気持ちになりました。少なくとも瞬はあれじゃ無理だわー、体型が普通に「ただ細い男の子」の体型だし、声も普通に男の子だし、「本当は女」っていうドッキリが成立しようがないくらいに「女装の男の子」感しか見て取れなかった。まんますぎます…。いっそ、女の子キャスティングしたらよかったんじゃないのか。イケメン男子が勢ぞろい☆ みたいな構図を欲してのことだろうけど、微妙に裏目に出てる気が。
でもまあ、懐かしさのあまりなんとなく楽しんで観てしまったのも事実で、これは原作に忠実だったからこその楽しみだった訳で。んー、難しいな。とにかく、原作第一話をびっくりするくらいよく覚えていることに自分でちょっとひいた。思春期のマンガの読み込み方ってちょっとすごいね…なんて変な感心までした。原作は随分前に捨てちゃったんだけど、文庫になってるならまとめて買って読みたいな、なんつって、商売的に気持ちよく踊らされている感じに、自分でちょっと笑ってしまいました。
あ、蓮川兄は非常にナイスキャスティングでしたよ! すみれちゃん役の女優さん、もうちょっと年上感があってもよかったかなとも思ったけど、大変にかわいくてにやにやしちった。逆に言うと、やっぱりメインキャスト4人に対してはハードルが異様に高いようでした、古読者としては。

*1:なんか、よしながふみフラワー・オブ・ライフ」の真島だって言われたら納得、みたいな感じだった…早い話が頭が悪そうでした…。