その男、副署長

船越栄一郎主演の警察ドラマ。初回をなんとなくザッピングしてたら Jr. の風間さんが出ていて、おおおおお、となってそのまま観たら、意外と面白くて2回目もつい観てしまった…。2回目のゲストは有森也美で、これまた老けていてびっくり。このドラマの何が面白いって、副署長になったら捜査権がなくなってしまった、現場大好き・船越が事件の真相を解明したくてもぎもぎしては、こっそり制服を脱いで私服で現場に駆けつける…という、そのフォーマットがすばらしい。犯人に接触しても捜査の一環としてではないので、話して説得するしかできないのよねえ。そこで船越の押し付けがましい芝居がたっぷり堪能できるという算段です。完璧…! いても立ってもいられなくなった船越が、こっそり着替えて駆け出すとき、何故か全身黒い服で、コートまで着ているのが謎で笑える。裾をたなびかせて走る船越、いい画です。そして舞台が京都だというのに、メインキャストが全員標準語なのも謎*1。船越に世話になっているあまり、ついつい捜査情報を聞き出されてしまう船越の部下が鈴木一真宇梶剛士というキャスティングも謎。船越のお目付け役は本田博太郎、そして署長は萬田久子…! ちょっといろいろ目が離せない!

*1:これは京都を舞台にした刑事モノに共通してますけどね。