それにしても

去年の M1 で一番得をしたのはダントツでオードリーだなあ、と、おととい NHK のアメフト番組に出演してあれこれ解説交じりに好きなことしゃべってるのを観ていて思った。
優勝を逃したとは言え、春日のインパクトのおかげで知名度が一気に上がった感があるし、若林のツッコミにも評価が集中しているように感じる。何より、見る側に優勝者としての過剰な期待値がなく緊張感なく楽しめること、優勝後のメディア露出=プレッシャーつきの激務がないこと、などから、テレビの世界におけるオードリーは NON STYLE よりも随分のびのびと、活き活きとして見える。
というか、若林が達者で見るたびにホントに驚くのですがいったいどうしたら。あの子がいれば、春日が露出の増加によってテレビ的に「普通の人」になっていっても、ぜんぜん大丈夫な感じがしてしまうよ。トークでは反応は速いし的確だし、でもぐずぐずした感じの口調なんかは安定しているし、意外と闇を背負っているような部分もあり、まったく飽きがこない。逸材だなあ…とつくづく感心させられて今に至ります。
話は逸れるけど、わたしはお笑いさんたちを、最終的にはツッコミの質で判断している気がする。ツッコミが好みじゃないと「上手いけど、好きじゃない」と思ってしまう傾向が*1。その意味では、ナイツも好きだけどオードリーのほうが更に好み。

*1:ここで思い出すのは、先日の爆笑問題20周年記念番組みたいなのでやっていた、ネプチューン名倉潤の披露宴で大田が泣きながら述べた祝辞で、「ツッコミはやさしくないとできない」と語っていたという話ですけどね。