週末日記

うっかりしている間に日が過ぎていた。2週分。

2/14(土)、15(日)

2日間、なんと一歩も家から出なかった。食材も買いに出なかった割にはごちゃごちゃ作ってた気がする。金曜に大量に買い込んできてたからか。だらけて、いろいろ退化した2日間だった。

2/21(土)

  • 夫が終日不在。出かける前にまた阿佐ヶ谷ベーグルへ行ってくれたけれども、閉店バブルでなんかすごい混雑だったらしく、買い物しないで引き返して来ていた。もしかして閉店までもう食べられないかもね…とふたりでしょんぼり。
  • 昼すぎから、次々に届く収納家具、全4口をひとりで受け取っては組み立て、受け取っては組み立て。
  • わたしはものすごく片付けが苦手(文章読めばわかるでしょ?)で、しかし、結婚した相手が自分以上に片付けが苦手なタイプだった。しばらくは思考停止同然でぼうっとしていたんだけど、自分がどうにかしないとどうにもならないと気付き、年が明けてから準備を進めて来た。その結果として注文した家具たちの第一弾が到着したという次第。
  • 180cm の高さの棚をひとりで組み立てるのはさすがに無理か…と思ったけれども、ひとり暮らしの頃に何でも一人で組み立てたり運んだりしてたことを思い出し、やってみたら割とあっさりできた。何事も考えるよりも生むが易し。
  • 木製ラックを3つ、本棚を4つ組み立てたら、ドライバーの回しすぎて手首がバカに。その後のダンボールのベッド下引き出し箱を4つとプラスチックのラック1つは棚類に比べれば楽勝。ダンボールで指先ばんばん切ったけど。
  • 組み立てが終わると、混沌としていた部屋中のブツを分類し、居場所を定めて収納。結果、イメージしてた収納量を大きく超えた雑多なあれこれに直面して、やっぱりやってみないとわからないことばっかりだなあ、と納得。本はさすがにちょっと捨てないと無理だわー、これからちょっとずつ処分してゆこう…。
  • 片付けっていうのは、モノの居場所を決めること、なんだけれども、その居場所ルールを運用してみて、問題があったときに適宜変更できることが大事なんだろうなーと思う。取り敢えず、この日はルールを作るところまで。性分を超えて引き続きがんばってゆきたいと思う。
  • 届いた家具にひととおりブツを収納し、随分部屋らしくなった、床がちゃんと見えた、と思ったときには既に23時を過ぎていた。すっかりへとへと。ごはんを作る気力もなく、残っていたお味噌汁にうどんを入れて、卵だけ溶いて食べた。
  • そこに終電で泥酔した夫が帰宅。片付けたばかりの部屋で思いっきり転倒、右手首を捻挫しよった。びっくりした…。
  • でもまあ、散らかったままだったらもっと怪我してたかもしんないしね、片付け後でよかったんじゃないのかな…と自分を慰めながら就寝。

2/22(日)

  • 芝居のチケットを取っていたものの、夫婦で体調が悪く行かずじまい。多分夫は二日酔い、わたしは筋肉痛。最近、行こうとしていたライブや芝居に行けないことばかりが続いているので、気持ち的にぐったりする。
  • 夫が右手をかばいながら終日仕事をしている間、わたしは食材の買い出しにだけ出かけて、夕方からずっと台所に立っていた。
  • 作ったもの → 野菜スープ 1200cc、蒸し鶏 モモ2パック分、かやくごはん 2合、味噌汁 1000cc、五目ひじき 24cmフライパンいっぱい、ほうれん草のごま和え 1把、茹でほうれん草 1把、焼き鮭 2切、卵焼き 2個分、味噌煮込みうどん 2人前、クッキー 25個分くらい。
  • 夜、料理しながら NHK認知症の番組とうつ病の番組を観る。観ているだけでつらいことがたくさんで、他人事として無責任に観たり、目をそらしたりすることはすごく簡単なんだけど、そうはできずに、なんだか切実な気持ちで台所から画面を眺めていた。
  • 夫と結婚しよう、と思ってからは、ひとりの頃には目をそらそうとしたことを、ちゃんと直視したいと思う傾向が強くなった。自分の人生に大きくかかわる人ができたことで、自分の今後をイメージする機会が増えて、同時に、不確定要素も増えたからだと思う。
  • 認知症もうつも、現状、身近な問題として日々の生活に差し迫っている訳ではないけれども、ちょっとしたバランスが崩れれば、いつでも自分や身内の問題になりえる、という感触が結婚前よりも今のほうが大きくなっている。安心が増えた分、心配に思うことも増えたという感じ。加齢とともに心配事が増える親も、相手の分だって増える訳だしね。
  • でも、なんでもそうなのかもなーとも思う。けっこんするとよろこびもかなしみもばいになる、とまでは言わないけど、自分だけで解決できないこと=わるいことも出てきたし、その分、自分だけじゃ解決できなかったことも解決できるようになった=いいことも増えた、という感じだ。
  • とまれはっきりしているのは、同じことに胸を痛めたり、心配を覚えたりする相手がいて、その人と思いを言葉で共有できる、っていうのは、それだけでたいへんに心強いということです。不安のせいで自爆しがちな性質なので、言葉にすることが許される相手と結婚できてよかった、ほんとうに。
  • そんな感じで土曜の組立作業による腰痛を、台所立ちっぱなしで更に悪化させ、へとへとになって就寝した日曜であった。