医龍

無事最終回。
木原…かわいいよ木原……何ですのん下の名前って! 女子か?! 乙女か?! 池鉄、今回よかったなあ、はにかんだ笑顔と血まみれの顔。ちょうツボだった。
や、実はわたしが帰宅した時点で既に、朝田は霧島の手術に就いていて、しかもホラ、病人メイクって顔が違って見えるし、寝てるのをこっちから撮ってることもあって、朝田がバチスタ放ってまで誰を切ってるのか、よく分からないまま見てしまってた。だから途中で思わず「霧島かよ!」て。勿論その後頭から見直して話繋がった訳ですが。
原作との違いをネットで読んで、へーとかほーとか思ってたけど、ドラマ仕様のストーリーでちゃんと落とし前つけた感じ。手術の成功で万事解決、っていう、そんなデタラメも、あれだけ手術シーンに力入れて撮ってたらアリな気が。あ、甘いかしら。加藤ちゃんが霧島の手を取ってたところとか、緩いけど、ドラマオリジナルの要素をちゃんとまとめてあるなあとヘンな感心を覚えてしまった。またあそこの北村さんの手が! 指長いのな、いい手だ。ご馳走さまです…(←女子の80%は手フェチ。
地味なポイントでは、医局中の拍手で迎えられる手術成功後のチームの面々のうちの荒瀬の極端に居心地悪げな様子に頬が緩んだ。いや、その前のアレだ、タカシくんのお母さんに「ホンモノの医者」とか言われたところだ。目逸らしたりとかしてちょう芝居細かい…荒瀬は断然8話目までのほうが好みだったので、いい子ちゃんになった後は微妙に物足りなかったな。できれば永遠にラリってていただきたかった。再放送見ると笑うもんね、2〜3話とか。お得な役だったよなあと。
んで、最終回は野口まつりでしたよね! ビバ野口! ジーク野口! 壊れゆく野口が素晴らしかった、あれくらいやってくれたら楽しくていいわあ。鬼頭教授も最後まで男前なことで。つか、教授会の会議室でモニター越しに解説してんのには笑った。術中の解説役は持ち回りでしたが、わたしは夏木マリの解説が一番好きだった、だって笑いながら説明するのが怖いんだもん! ほんで、あんなに男前なのに、霧島の手術で朝田と並んだとき、朝田の胸くらいまでしか身長がないっていう、そこに妙にぐっと来たりした…何なんだろうかこの萌え…?(え
あ、でも最終回は佐々木さんが全然活躍してなくて残念でしたね。先週の「安定してますが、急変しました」のくだりとかよかったのだが、やはり手術になると、内科医だから役割が…損な役廻りすぎる。最初に朝田を認めてチームに入った人なのに、って、ああ、荒瀬と対極ってことか…いろんな意味で。
霧島、転落事故つってた? 自殺だったのか事故だったのか。何故地上を歩いてて転落、とか思うと、やっぱり自殺だったんですかね? だとしたら、彼は朝田に助けられたかったんだろうかなあ?
…や、こういうこと考えると面倒なことになるんだけど、でもやっぱり、そゆところが気になる性格なので、自分を絶望させた男に、自分が持ってないものを全部かっさらってるように見えた男に、命を救われるのってどうなのかなーなどと、いらぬ葛藤に思いを馳せてしまった。ラストの霧島の更正? は、絶望を突き抜けたということでもなかった気がしたんだよね。彼がアメリカを目指す理由が弱くて、折角の嫌味メガネキャラが最後でちょっとご都合っぽくて勿体なかったかも。
でも取り敢えず、伊集院は先週、調子に乗って霧島に色々、言わなくていいことまで言ったのを反省したほうがいいよ! あのまま霧島が死んでたらキミ、絶対後味悪かったはず。助かってよかったねー。仲間! チーム! と種明かしに不要な自慢を挟んだことで、霧島が受けたダメージは計り知れなかったことであろう。僕ちゃん…大人になれよ…。
しかし小池くんは今までまーるで関心なかったのに、今はランキング番組で歌ってる映像流れたら「あらっ」とザッピングの手を止めるまでに。あまりにも素直すぎる俺。彼は口が大きいところが可愛いと思います。でも茶髪とかに戻されたらすぐに興味を失う気もする。
ともあれ、3ヶ月間かなり面白く見れたと思う。あちこち突っ込み甲斐があって、役者がみんな可愛くて、手術シーンがよくできてて。終わっちゃってちょっと寂しいな。SP とかは朝田の過去話とかだったらつまんない*1から期待しないけど、坂口憲二が初めて面白かったので、阿部サダヲの金髪と併せて割と記憶に残るドラマになりそう。楽しかったス。

*1:むしろ朝田は出ないけど、朝田以外のチームメンバー全員が出るっていうなら喜んで見ると思う。朝田も面白かったんですけどね…「行くゼ! チームドラゴン」とか…(しつこい。